年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	132	72	119	207	248	399	785	1233	982	295

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎	100	26.50	20.51	7.00	84.07
110310xx99xxxx	腎臓または尿路の感染症	47	18.11	13.00	0.00	79.45
040110xxxxx0xx	間質性肺炎	47	18.23	18.61	2.13	69.00
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍（肺生検）	39	2.95	3.39	0.00	73.74	気管支鏡
110280xx03x0xx	肺の悪慢性腎不全（シャント血栓除去）腫瘍	33	4.42	4.51	0.00	68.64	経皮血管拡張術

高齢者の入院が多く、内科全体の約７割を70歳以上の患者さんが占めます。そのため、高齢者に多い誤嚥性肺炎や尿路感染症など感染症による入院が多くなっています。また、間質性肺炎や肺癌など肺疾患に対する入院が多い傾向にあります。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎	70	12.90	9.53	4.29	77.77
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（内視鏡的切除）	40	3.68	2.66	0.00	68.48	大腸ポリープ切除後
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍	24	11.71	10.70	0.00	77.63
060020xx04xxxx	胃の悪性腫瘍（内視鏡的切除）	20	8.65	8.11	0.00	74.35	胃内視鏡的粘膜下層剥離術
060102xx99xxxx	穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患	20	6.45	7.74	0.00	53.50

当地は胆管結石症例が多く、内視鏡的胆道ドレナージや胆管結石除去術などの内視鏡的治療を行っています。また、止血術を中心とした緊急内視鏡や、早期食道癌や早期胃癌、早期大腸癌に対する内視鏡治療（ESD）も積極的に行っています。内視鏡検査は消化器内科医師と消化器外科医師が協力して担当し、消化器内視鏡専門医・指導医を中心に24時間体制で対応しています。

循環器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
050050xx9910xx	狭心症、慢性虚血性心疾患（心カテあり）	69	2.36	3.07	5.80	69.87	心臓カテーテル検査（手首から）心臓カテーテル検査（足の付け根から）
050130xx9900xx	心不全	56	16.75	17.23	1.79	81.48
050050xx9920xx	狭心症、慢性虚血性心疾患（心カテ＋血管内超音波検査あり）	43	2.07	3.26	0.00	72.53	心臓カテーテル検査（手首から）心臓カテーテル検査（足の付け根から）
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患（経皮的冠動脈形成術等あり）	36	4.39	4.44	0.00	71.50
050030xx97000x	急性心筋梗塞（心カテあり）	29	9.59	12.09	0.00	64.31

加齢に伴い増加傾向のある虚血性心疾患（狭心症や心筋梗塞など）や心不全の患者さんが多くなっています。特に50代～70代の患者さんで、心機能の異常や動悸を主訴に虚血性心疾患の検査目的で入院される方が多く、治療が必要と判断された場合は、引き続き当院にて心臓カテーテルによる治療を行うか、外科的手術が必要と判断された場合は治療可能な医療機関と密に連携を図り、治療を継続していきます。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010230xx99x00x	てんかん	15	2.47	7.48	0.00	6.73
150040xxxxx0xx	熱性けいれん	14	4.14	3.96	0.00	2.36
140010x199x0xx	帝王切開児、新生児黄疸・低血糖等	13	5.62	6.13	7.69	0.00	帝王切開で出生されたベビー
060380xxxxx00x	ウイルス性腸炎	10	6.40	5.86	10.00	2.60	急性胃腸炎
080270xxxx0xxx	食物アレルギー	10	2.00	2.44	0.00	4.50

てんかんやけいれんによる入院のほか、小児に多い肺炎の入院も多く受け入れていますが、2020年度は新型コロナウイルス感染症が流行したことで感染予防対策が向上し昨年度の約半分にまで患者数が減少しました。
また、低出産体重児、新生児黄疸、新生児感染症、先天性異常に対する経過観察・治療を目的とした新生児の入院も多く受け入れています。当院では、産婦人科病棟に隣接して新生児治療室を設置しており、出生直後から小児科医師が新生児診療に対応しています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢	患者用パス
060335xx02000x	胆のう炎等（腹腔鏡下胆嚢摘出術あり）	44	8.45	7.23	64.64	腹腔鏡下胆嚢摘出術
060210xx99000x	腸閉塞	43	12.93	9.08	73.05
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（１５歳以上）（鼠径ヘルニア手術あり）	38	6.71	4.86	71.45	成人鼠径ヘルニア手術
060150xx03xxxx	虫垂炎（虫垂切除術あり）	33	5.00	5.44	32.36
060102xx99xxxx	穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患	30	10.10	7.74	57.67

患者数としては、胆嚢炎や腸閉塞、鼠径ヘルニアや虫垂炎などの消化器外科の入院が多くなっていますが、当院では胸部・乳腺・内分泌外科、消化器外科、血管外科の各専門分野の医師が中心となり、互いに協力して診療を行っています。
また、大腸癌や胃癌、胆嚢や膵臓などの消化器系がんに関する入院は年間200件を超えており、外科入院の約３割をがん治療のための入院が占めています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
160800xx01xxxx	股関節大腿近位骨折（人工骨頭挿入術あり）	81	55.41	25.09	11.11	83.44	大腿骨頚部骨折
160690xx99xxxx	腰椎圧迫骨折	30	34.60	18.81	10.00	82.07	頚椎・腰椎の手術
160780xx97xx0x	手関節周辺の骨折・脱臼（手術あり）	19	9.58	4.35	5.26	64.95
070230xx01xxxx	変形性膝関節症（人工関節置換術あり）	19	36.21	23.36	0.00	77.11
07040xxx01xxxx	変形性股関節症（人工関節置換術あり）	15	31.73	21.03	0.00	68.67

整形外科の患者さんは年齢層が幅広く、高齢者に多い膝・股関節の重度の変性疾患や転倒による骨折、椎間板ヘルニアやそれに伴う脊柱管狭窄症、若い年代に多い過度の運動によるスポーツ障害などに対する手術目的の入院が多くなっています。
手術が必要な患者さんには、早期の日常生活・スポーツ復帰を目指し、できるだけ早期に、患者さんにとって一番負担の少ない手術方法を選択して治療を行っています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990401	脳梗塞（発症3日目以内かつJCS10未満）（エダラボン投与）	3	25.76	15.64	36.36	72.21
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（JCS10未満）	24	37.58	18.86	50.00	67.63
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷（くも膜下出血等）	21	11.95	8.18	0.00	62.24
010060x2990201	脳梗塞（発症3日目以内かつJCS10未満）（リハビリあり）	20	23.90	15.54	15.00	75.85
010040x199x0xx	非外傷性頭蓋内血腫（JCS10以上）	13	29.92	22.35	30.77	76.00

脳神経外科医4人制で夜間・休日を問わず、365日対応・診察を行っています。入院患者の6-7割は、脳卒中（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血）が原因となっています。脳卒中の中でも約3分の2を占める脳梗塞に対しては、超急性期治療として、t-PA静注療法（血栓溶解療法）やカテーテルによる機械的再開通療法を行っています。入院後は早期からベッドサイドにてリハビリテーションを開始し、さらに必要な場合には、当院の地域包括ケア病棟に移り、日常生活への自立復帰を目指します。また、回復期リハビリテーション病棟を持つ地域の病院とも連携しています。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	12	8.42	9.12	0.00	69.25	帯状疱疹
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（皮膚悪性腫瘍切除術等あり）	-	-	-	-	-
080010xxxx0xxx	蜂巣炎（蜂窩織炎）	-	-	-	-	-
080110xxxxx0xx	水疱症	-	-	-	-	-
161000x199x0xx	熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷	-	-	-	-	-

皮膚科は帯状疱疹による入院が最も多いですが、炎症性疾患、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、皮膚腫瘍、感染症、先天性疾患など皮膚疾患全般にわたり対応しており、専門性の高い検査や治療が必要な場合には関連施設と協力して治療を継続していきます。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍（針生検あり）	67	2.21	2.54	0.00	71.88	前立腺生検
11012xxx020x0x	上部尿路疾患（経尿道的尿路結石除去術あり）	64	5.42	5.67	1.56	60.95	経尿道的尿管結石除去術
110200xx02xxxx	前立腺肥大症（経尿道的前立腺手術等あり）	47	9.04	8.52	0.00	74.72
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症	36	14.22	13.00	0.00	75.50
110070xx03x20x	膀胱の悪性腫瘍（経尿道的手術あり）	29	6.69	7.05	0.00	73.24	経尿道的膀胱腫瘍切除術

前立腺癌かどうかを調べるための入院（1泊2日）が多く、前立腺癌の確定診断後は組織型やステージングに応じた治療方針について、患者さんと相談し、薬物療法・手術療法等の治療を選択していきます。
また、尿管結石や腎結石などの尿路結石症の入院が多く、体外衝撃波結石破砕術や内視鏡、レーザーを導入して治療を行っています。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常（手術あり）	42	12.21	9.66	0.00	33.43	帝王切開
120170xx99x0xx	早産、切迫早産	33	21.79	19.06	15.15	29.73
120140xxxxxxxx	流産、切迫流産	22	2.18	2.51	0.00	31.59
120165xx99xxxx	妊娠合併症等	17	26.35	11.79	0.00	32.35
120060xx02xxxx	子宮の良性腫瘍　腹腔鏡下腟式子宮全摘術等	13	8.85	6.09	0.00	43.38	腹腔鏡下婦人科手術

当院産科は、福井県嶺南地区周産期医療システムの中核施設として、県の地域周産期母子医療センターに指定されており、合併症妊娠・多胎妊娠・切迫流早産・胎盤位置異常・胎児異常などのハイリスク妊娠・分娩の母体管理などの周産期医療に取り組んでいます。また、敦賀市内・美浜町・若狭町（三方地域）など嶺南地区以外の、嶺北地区・県外の妊婦さんの分娩も受け入れています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患（片眼手術あり）	74	2.00	2.78	0.00	76.01	白内障手術
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患（両眼手術あり）	-	-	-	-	-	白内障手術

当院眼科は、ほとんどが白内障に対する手術目的で入院されます。1泊2日入院ですが、安心した入院生活が送れるようクリティカルパス（予定表）を用いて患者さんに説明を行い、点眼指導など行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎	15	6.33	5.63	0.00	33.60
030400xx99xxxx	前庭機能障害	12	4.42	4.94	0.00	62.00
030390xx99xxxx	顔面神経障害	-	-	-	-	-
030240xx01xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎（手術あり）	-	-	-	-	-
030428xxxxxxxx	突発性難聴	-	-	-	-	-

当院耳鼻咽喉科は、感冒から引き起こされる感染性疾患、アレルギー性疾患、めまい、難聴の原因となる耳性疾患、良性の腫瘍性疾患などに対応しています。扁桃炎など手術も行いますが、保存的加療で改善が見込めない場合のみ行っています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	23	10	-	41	-	-	1	8
大腸癌	-	10	15	15	-	21	1	8
乳癌	-	-	-	-	-	-	1	8
肺癌	-	-	30	60	31	23	1	8
肝癌	-	-	-	-	-	28	1	8

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	44	16.91	82.34
重症	-	-	-
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	126	31.93	77.17	30.70
その他	-	-	-	-

内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K616-41	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	30	5.47	4.63	0.00	70.10	経皮血管拡張術
K6121ｲ	内シャント造設術	25	5.32	22.40	4.00	69.00	シャント造設術
K664	胃瘻造設術	-	-	-	-	-	胃瘻造設術
K616-42	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	-	-	-	-	-	経皮血管拡張術
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	-	-	-	-	-	大腸ポリープ切除後

当院では腎機能の低下により血液透析を必要とする患者さんが多く、血液透析に必要なシャント血管を作成する内シャント設置術やシャント血管の不調に対する手術を多く実施しています。血液透析は週に2・3回行う必要があり、そのたびにシャント血管内は大量の血液が流れることになります。そのため、何度か治療を繰り返すうちにシャント血管内が細くなったり、血管が詰まってしまうことがあります。その場合には、当院のIVR専門医が細くなった血管を広げたり、詰まった血管の通りを良くする手術（経皮的シャント拡張術・血栓除去術）を行います。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	52	3.04	17.87	3.85	78.06
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	32	0.28	2.00	0.00	67.38	大腸ポリープ切除後
K6871	内視鏡的乳頭切開術	26	2.15	11.27	7.69	73.23
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術	20	0.25	7.40	0.00	74.35	胃内視鏡的粘膜下層剥離術
K6152	血管塞栓術（選択的動脈化学塞栓術）	18	1.17	6.89	0.00	79.22

当院では消化器内視鏡専門医・指導医を中心に24時間体制で内視鏡検査・治療を行っています。
敦賀市では胆管結石症例が多く、内視鏡的胆道ステント留置術は胆管結石のほか、膵臓や胆管、十二指腸がんなどによる胆道の狭窄を防ぐために行われます。また、内視鏡的乳頭切開術は、胆管結石排出のために内視鏡下で十二指腸乳頭部を切開する手技で、胆道結石除去術や胆道ステント留置術と併せて実施することが多い手技です。
早期食道癌や早期胃癌、早期大腸癌に対する内視鏡治療（ESD）も積極的に行っています。
血管塞栓術（選択的動脈化学塞栓術）は肝細胞癌に対するカテーテル治療です。肝細胞癌は動脈から栄養されるため、腫瘍を栄養する血管内に進めたカテーテルから血流を遮断する塞栓物質と抗がん剤を注入することで、腫瘍を壊死させます。

循環器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞）	27	0.07	9.30	3.70	66.07
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	27	1.52	2.89	0.00	71.67
K5972	ペースメーカー移植術	18	1.67	7.00	0.00	82.56
K5492	経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症）	10	0.00	12.80	0.00	70.20
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	-	-	-	-	-

循環器内科では、狭心症や急性心筋梗塞などの急性虚血性疾患に対するカテーテル手術が最も多くなっています。急性虚血性疾患の治療は一刻を争うことが多く緊急で実施する場合がほとんどですが、患者さんの状態によっては日を改めて行うこともあります。
四肢の血管拡張術・血栓除去術は高血圧・糖尿病・喫煙などによる四肢の血管の狭窄や閉塞に対するカテーテル手術です。
カテーテル治療のほか、循環器内科では徐脈性不整脈の治療としてペースメーカー手術も多く行っており、術後はペースメーカー外来にて患者さんをサポートしています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢	患者用パス
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	57	3.51	8.32	67.39	腹腔鏡下胆嚢摘出術
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術	31	0.42	3.71	33.90
K6335	鼠径ヘルニア手術	31	0.77	5.39	68.23	成人鼠径ヘルニア手術
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	27	0.22	1.22	68.96	大腸ポリープ切除術
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	18	7.11	33.39	83.78

外科では、胆のう結石症や胆のう炎に対する腹腔鏡下での胆嚢摘出術、小児や高齢者に対する鼠径ヘルニア手術など消化器系疾患に対する手術以外にも、消化器がん手術、乳腺外科や胸部外科、血管外科系など各分野ごとに経験豊富な専門医が手術を行っています。
2020年10月より乳腺外科専門医が2名配属となり、乳腺腫瘍に対する乳房部分切除術や乳房切除術などを行っています。
また、傷が小さく体への負担が少ない鏡視下治療を積極的に行っており、胆石、胃癌、大腸癌、虫垂炎、肺癌など年間200件近くの鏡視下手術を行っています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0461	骨折観血的手術（肩甲骨、上腕、大腿）	75	3.12	47.47	13.33	78.72	大腿骨頚部骨折
K0821	人工関節置換術（肩、股、膝）	39	1.18	33.72	0.00	71.62
K0462	骨折観血的手術（前腕、下腿、手舟状骨）	33	1.73	15.21	6.06	69.09
K1426	椎弓形成術	33	5.88	24.55	0.00	71.21	頚椎・腰椎の手術
K0811	人工骨頭挿入術（肩、股）	18	5.22	57.28	5.56	82.89

整形外科では骨折に対する手術が多く、次いで膝・股関節に対する人工関節置換術が多くなっています。高齢者の転倒による骨折や加齢に伴う膝・股関節の重度の変性疾患に対する手術が多いため、全体的な平均年齢も高くなっています。
手術は早期日常生活復帰を目指してできるだけ早く手術を行っており、術後は地域包括ケア病棟にてリハビリテーションを行い、患者さんのＱＯＬ向上に努めています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1781	脳血管内手術	13	5.08	29.69	7.69	59.62
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	12	0.58	12.08	0.00	79.08
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	-	-	-	-
K1742	水頭症手術（シャント手術）	-	-	-	-	-
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭）	-	-	-	-	-

当院では、人口の高齢化とともに65歳以上の入院患者が増加しています。そのため、脳血管障害（脳卒中）の手術に際しては、従来の手術治療法（開頭手術）に加えて、切開せずに治療できる脳血管内手術（カテーテルによる手術）や神経内視鏡を用いた低侵襲な治療を積極的に行っています。全身合併症（心疾患、呼吸器疾患、腎疾患など）やその他開頭手術が困難な要因を持つ方に適しています。転倒して頭部打撲後1-2ヶ月後に発生する、高齢者特有の慢性硬膜下血腫に対する手術が多いのも特徴です。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術	-	-	-	-	-
K0062	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）	-	-	-	-	-
K0133	分層植皮術	-	-	-	-	-
K013-22	全層植皮術	-	-	-	-	-

皮膚科入院では皮膚の悪性腫瘍に対する手術を中心に行っており、その他の手術は主に外来通院で行っています。
※露出部…頭部、頚部、肘関節から下の部分、膝関節から下の部分。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K7811	経尿道的尿路結石除去術	60	3.28	3.12	0.00	63.62	経尿道的尿管結石除去術
K8036ｲ	経尿道的膀胱悪性腫瘍手術	51	2.22	5.43	1.96	75.02	経尿道的膀胱腫瘍切除術
K8411	経尿道的前立腺手術	36	2.36	6.31	0.00	75.61
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	27	1.41	9.48	3.70	67.81
K768	体外衝撃波腎・尿管結石破砕術	14	0.21	1.07	0.00	54.43	体外衝撃波尿管結石破砕術

泌尿器科では、尿管結石や腎結石などの尿路結石症に対する体外衝撃波結石破砕術やレーザーによる結石除去術を多く行っています。また、浸潤性でない膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術や、前立腺癌または前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術も多く行っています。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8982	帝王切開術　選択帝王切開	29	2.93	7.72	0.00	33.69	帝王切開
K8981	帝王切開術　緊急帝王切開	22	8.77	8.14	0.00	32.91	帝王切開
K8882	腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術	12	1.25	5.33	0.00	42.08	腹腔鏡下婦人科手術
K877-2	腹腔鏡下腟式子宮全摘術	12	1.75	6.00	0.00	47.50	腹腔鏡下婦人科手術
K909-2	子宮内容除去術（不全流産）	-	-	-	-	-	子宮内容除去術

当院は福井県地域周産期センターに指定されており、ハイリスク妊娠やハイリスク分娩などの母児管理を取り扱っています。手術は産科手術を中心に、婦人科腫瘍に対する手術も行っています。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K2821ﾛ	水晶体再建術　眼内レンズを挿入する場合	39	0.00	1.00	0.00	75.97	白内障手術

眼科は主に高齢の患者さんの白内障に対する水晶体再建術を行っており、基本的に1泊2日で退院されます。
また、両目に対して白内障手術を行う場合は、期間を開けて片目ずつ手術を行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K368	扁桃周囲膿瘍切開術	-	-	-	-	-
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	-	-	-	-	-
K333	鼻骨骨折整復固定術	-	-	-	-	-
K6262	リンパ節摘出術	-	-	-	-	-
K318	鼓膜形成手術	-	-	-	-	-

当院耳鼻咽喉科では、保存的加療で改善が見込めない場合のみ扁桃炎などの疾患に対して手術を行っています。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	0	0.00
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	25	0.56
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	-	-
180040	手術・処置等の合併症	異なる	10	0.22

令和２年度 市立敦賀 病院指標

令和２年度市立敦賀病院指標