外科

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外科紹介

《概要》 
外科のスタッフは総勢6名からなり、専門分野別に胸部・乳腺・内分泌外科(市橋)、消化器外科(林、辰澤、上藤、嶋田)、血管外科(木村(非常勤医師))が中心となり、互いに協力して診療を行っており、各分野ごとに経験豊富な専門医が揃っています。
平成26年の手術件数は537件で、5年前に比して1.5倍以上に増加しています。傷が小さく、体の負担が軽減される、腹腔鏡や胸腔鏡による手術も積極的に行っており、胆石、胃癌、大腸癌、虫垂炎、肺癌、気胸、縦隔腫瘍などに対して、年間100件を超える鏡視下手術を行っております。また、緊急手術が多いことも特徴で、年間100件近くの緊急手術を行っており、重度の多発外傷では各専門分野を超えた協力体制で対応しているほか、腹膜炎による敗血症性ショック、多臓器不全など、手術のみならず血液浄化療法を併用した集中管理を要する症例も数多く手がけております。
 
診療は,診療ガイドラインを遵守した治療方針を原則としており、確実性の高い医療をモットーにしています。また、患者さんに十分納得して当院で治療を受けていただくために、セカンドオピニオンを積極的に推進しています。
 
《治療対象としている代表的な疾患》
〈胸部・乳腺・内分泌外科〉
肺癌、気胸、縦隔腫瘍、乳癌、乳腺良性腫瘍、甲状腺癌、甲状腺良性腫瘍、副甲状腺疾患 など
 
〈消化器外科〉
食道癌、胃癌、胃・十二指腸潰瘍、大腸癌(結腸癌、直腸癌)、虫垂炎、消化管穿孔、腹膜炎、腸閉塞、痔核、痔瘻、肛門周囲膿瘍、肝臓癌、胆管癌、膵臓癌、胆嚢・総胆管結石症、胆嚢炎、鼠径・大腿・閉鎖孔、腹壁などの腹部領域ヘルニア など
 
〈血管外科〉
(腹部大動脈瘤に対するステンドグラフト内挿術)
大動脈瘤(胸・腹部)、急性大動脈解離、解離性大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、慢性腎不全に対する内シャント作製 など
 
《得意とする診療技術》
〈胸部・乳腺・内分泌外科〉
胸腔鏡(補助)下肺切除術、胸腔鏡(補助)下縦隔腫瘍摘出術、
VASTマーカーによらないスリガラス陰影の新たなマーキング法、筋皮弁による胸壁再建
 
〈消化器外科〉
腹腔鏡(補助)下胃切除術 腹腔鏡(補助)下小腸切除術、腹腔鏡(補助)下結腸切除術、腹腔鏡下虫垂切除術 腹腔鏡下胃・十二指腸潰瘍穿孔縫合術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、神経温存胃切除術、幽門輪温存胃切除術、自律神経温存直腸切除術 肛門温存直腸癌手術、局所麻酔・TLA麻酔下ヘルニア手術 各種メッシュでのヘルニア手術、切除不能癌に対する胆道および上部消化管ステント留置術、難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)、腹腔内化学療法(福井大学と連携)、NBIや拡大観察を用いた内視鏡診断、バーチャル注腸検査、 バーチャル消化管内視鏡、3D-CTを用いた消化管および肝胆膵術前シミュレーション
 
〈血管外科〉
腹部大動脈瘤に対する低侵襲治療(ステンドグラフト内挿術) 
閉塞性動脈硬化症や内シャント不全に対する血管内治療(カテーテル治療)
 
血管外科手術と血管内治療を併用したハイブリッド手術
 
(注)治療手技の適応は、病状等を参考に判断をします。
乳癌累積生存率↑
結腸癌累積生存率↑
直腸癌累積生存率↑
胃癌累積生存率↑
結腸癌累積生存率↑
直腸癌累積生存率↑

外来担当医について

担当医のスケジュールはこちらからご覧ください。

医師紹介

理事
市橋 匠
市橋 匠 (いちはし たくみ)
 
【専門分野】
呼吸器外科、乳腺内分泌外科(甲状腺,副甲状腺外科)
 
【所属学会・資格】
・医学博士
・日本外科学会(外科専門医)
・日本呼吸器内視鏡学会
・マンモグラフィー精度管理中央委員会認定読影医
・日本乳癌学会(認定医)
・日本肺癌学会
・日本呼吸器外科学会
・日本胸部外科学会
・日本臨床外科学会
・北陸外科学会
・日本禁煙学会
 
【メッセージ】
 
当院の乳癌術後生存率は他院より驚くほど良い
院内の独立部門である病歴室が2018年3月に行った乳癌術後の予後調査では2000~2016年の切除例の10年生存率は0期100%(100%)、Ⅰ期100%(94%)、Ⅱ期98%(86%)、Ⅲ期82%(54%)― ( )内は同時期の長崎県で乳癌切除最多を誇る長崎医療センターの成績:同病院ホームページより―で他院と比べて極めて優秀です(他の主要病院のホームページとの比較でも)。
Ⅳ期例も、2015年に乳癌学会中部地方会で発表した「臨床病期Ⅳ期の乳癌で5年以上CR(臨床的に癌が消失という意味)が持続している4例」の抄録の中でも述べていますが、2008〜2009年の当科初診時Ⅳ期乳癌症例はこれら4例のみで、また国内報告を探してもⅣ期で5年以上CR 持続は2例のみで、当院の成績はⅣ期例でも極めて優秀でした。当院の4例は現在もCRで7-8年以上経過しホルモン療法は継続し抗癌剤は減量や中止しています。当院の4例と他施設の2例の共通点はホルモン療法剤抗癌剤同時併用投与でした。ホルトバジーらが1998年に発表したⅣ期乳癌に対する治療指針で、抗癌剤とホルモン療法剤の同時併用投与は予後を改善せず副作用が増えるので避けるべしとした原則に反します。当科初診時Ⅳ期乳癌でトリプルネガティブ(ホルモン療法も分子標的薬も無効で一般的に予後不良)の1例で4年以上CRが持続中で上記機序以外の独特の治療法も有効と考え以下解説します。
 
術後生存率が優れているのは免疫力が決め手
多くの病院はⅠ~Ⅲ期でも抗癌剤とホルモン療法剤の同時併用投与は避けておりその根拠は閉経後Ⅱ期で抗癌剤とホルモン療法剤の1種タモキシフェンの順次投与と同時投与の比較で無再発生存率で前者が勝ったという2002年の欧米の論文です。閉経後のホルモン療法剤としてより強力なアロマターゼ阻害剤が、抗癌剤も強力なタキサン系が主体をなす現在の乳癌診療には当てはまりません(Ⅳ期乳癌のホルトバジーの治療指針も同様に古い薬剤の使用下で出された結論)。我々は乳癌の6−7割を占めるホルモン受容体陽性例では原則抗癌剤とホルモン療法剤は同時併用投与します。我々は免疫能の低下(担癌患者自身免疫力で癌と戦っています)や他の副作用の軽減も兼ね抗癌剤の1回量を少な目としその分投与期間を長めにしたり、一般的に初回治療として勧められる多剤併用抗癌剤の中のシクロホスフアミドが免疫抑制目的のみでも使用されるくらい免疫抑制が強く使わず、分子標的治療剤も適応があれば極力併用します。若くて健康な人でも1日3000~5000個もの癌細胞が発生しておりそれらを見つけて破壊するのがNK(Natural Killer)活性です。NK活性を高める作用を有する笑いや適度な運動、薬物も勧めます。新規乳癌の発症や再発防止に肥満の改善や大豆製品を毎食食べる事が有効でそれも勧めています。

肥満対策食事法(高血圧,動脈硬化,認知症予防)
肥満対策では急速に血糖を上げないのが重要で吸収の関係でおかずを食べ終えてから主食を食べる(おかずファースト)。減塩(おかず単独では知らずに減塩を選ぶ)のおかずをよく噛んで(認知症も減る)素材の味や塩気以外の香ばしさや酸っぱさ、カレー味(毎日摂取のインド人の認知症は同世代の米国人の約1/4。インスタントのカレールーは塩分が多過ぎで減塩や無塩のカレー粉から調理)等を楽しみ、お茶を飲んでから台所に行き主食(顎が疲れ腹がいっぱいに近く量は少なくなる)をつぎます。初めからご飯を並べるのは冷めない内にと早食いになるので禁止。主食としては、粉から作ったパンやウドンは吸収が早いので避け(麺類ならソバくらい)、味のない白米よりは玄米や五穀米、餅麦ご飯等が噛むと美味で好まれるはず。おかずにイモ類やカボチャが含まれていたら主食は無し。ご飯単独が嫌なら味付けでない乾燥海苔(悪玉コレステロールを減らす)やタレを捨てた納豆を乗せる?間食は敵ですがどうしてもなら甘くないガムやおしゃぶり昆布(毎日では甲状腺への影響が心配)を試す?肥満者に高血圧が多いことは常識で今は大丈夫でも肥満が続けばいずれ急に高血圧になります。WHO(世界保健機構)が推奨する1日の塩分摂取量は5g未満ですが日本人は平均11g摂取。同じ血圧でも塩分摂取が多いと動脈硬化が進んで脳卒中が多いというデータもあり高血圧の治療や予防には塩分制限が必須です。
 
消化器外科部長
林 泰生

林 泰生 (はやし やすお)

 

【専門分野】
消化器外科

【所属学会・資格】
・医学博士
・日本外科学会(外科専門医、指導医) 
・日本消化器外科学会(消化器外科指導医)
・日本消化器外科学会(消化器外科専門医)
・日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医)
・日本がん治療認定医機構(がん治療認定医) 
・日本癌治療学会
・日本腹部救急医学会
・日本胃癌学会
・日本臨床外科学会
・日本静脈経腸栄養学会
・日本ハイパーサーミア学会
・マンモグラフィー精度管理中央委員会認定読影医
・緩和ケア研修会修了
・日本DMAT隊員

【メッセージ】
 平成19年4月より外科に着任しました。 
消化器の診療、検査(透視、内視鏡)、手術を主に担当致しております。 一人でも多くの方が敦賀市内で治療が完結でき、満足して頂けることを目標に頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
 敦賀に来てはや6年目になりました。すっかりこの土地にも慣れて、国境スキー場に行ったり、野坂山に登ったり、祭りに参加したり、子供の学校行事にも参加させて頂いています。市民の1人として敦賀病院を盛り立てていこうと思います。よろしくお願いします。

消化器外科部長
辰澤 敦司

辰澤 敦司 (たつざわ あつし)

【専門分野】
一般外科、消化器外科

【所属学会・資格】
・日本外科学会(専門医)
・日本消化器内視鏡学会(消化器内視鏡専門医)

【メッセージ】
 敦賀の地域医療に貢献できるように精一杯頑張ります。

消化器外科部長
上藤 聖子

上藤 聖子 (うわふじ せいこ)

【専門分野】
消化器外科

【所属学会・資格】
・日本外科学会(外科専門医)
・日本消化器外科学会
・日本消化器内視鏡学会(消化器内視鏡専門医)
・日本消化器病学会(消化器病専門医)
・日本内視鏡外科学会
・マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定読影医

【メッセージ】
 一人でも多くの患者様のお役に立てるよう頑張りますので何卒よろしくお願い致します。

外科医長
嶋田 通明

嶋田 通明 (しまだ みちあき)

【専門分野】
消化器外科

【所属学会・資格】
・日本外科学会(専門医)
・日本消化器外科学会
・日本消化器病学会
・日本胃癌学会
・日本癌治療学会

【メッセージ】
勝山市の出身で、これまで福井大学病院を中心に診療、および研究を行ってきました。これからは敦賀、嶺南地域の地域医療に貢献できるよう、努力していきたいです。
 
外科医長
吉田 祐

吉田 祐 (よしだ ゆう)

【専門分野】
消化器外科

【所属学会・資格】
・日本外科学会(外科専門医)
・日本消化器病学会(消化器病専門医)
・日本消化器外科学会
・日本消化器内視鏡学会
・日本癌治療学会
・日本胃癌学会
・日本内視鏡外科学会
・日本臨床外科学会
・日本腹部救急医学会
・日本肝胆膵外科学会
 
【メッセージ】
これまで福井大学病院を中心に医療に従事してきました。
今までの経験を生かし、地域の皆様のお役に立てるよう全力で頑張ります。

専門医制度と連携したデータベース事業について

外科を受診される患者さんへ
 
外科では、National Clinical Database(以下「NCD」という。)への症例登録を行っています。これは、患者さんに最善な医療を提供するための検討を行ったり、また日本全国の標準的治療成績と対比することで当院の特徴と課題を把握し、改善につなげたりすることを目的とするものです。実施に当たっては、患者さんの自由意思を最大限尊重いたしますので、ご協力をお願いいたします。
 
●本事業実施に当たっては、患者さんが本事業に参加されたくない場合にはデータ登録を拒否していただけます。当然のことですが、登録を拒否されたことで、診療等において患者さんが不利益を被ることが一切ございません。
 
●登録される内容は日常の診療で行われている検査や治療の契機となった診断、手術等の各種治療やその方法等となります。これらの情報自体は患者さん個人を容易に特定することができないものですが、取扱い等にあたっては、関連法令等を遵守し、厳重に管理されます。
 
●登録された情報については、治療成績向上及び健康の向上に役立てるために、NCDより集計・分析した情報が参加医療機関等へフィードバックされます。統計処理された情報ですので患者さん個人が特定されることはございません。

患者さんへ

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