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整形外科

整形外科紹介

【概 要】
整形外科は、生活の質(QOL)に関わる科です。そのQOLを低下させる、外傷(骨折)、脊椎・関節変性疾患、スポーツ障害、骨粗しょう症に対して、近年、治療技術は目覚ましく進歩しています。当科では手術療法のみならず保存療法を含めて、患者さまの様々な要望にお応えできる選択肢をご提示しております。
 
【特記すべき治療技術】
・コンピュータ支援手術としてナビゲーション手術による人工関節置換術を行っています。
・人工股関節置換術においては、症例に合わせた股関節アプローチ(前方、前外側、後側方)を選択しています。
・骨粗鬆性椎体骨折(脊椎圧迫骨折)に対して、経皮的椎体形成術(BKP)と呼ばれる最新の治療を症例に応じて行っています。

【2021年の手術実績】
・総数364件:外傷186件、脊椎疾患78件、人工関節(股・膝)46件、膝関節周囲骨切り術16件、スポーツ障害10件、ほか

【連携医療機関の皆様
平素よりご紹介、逆紹介にご協力賜り感謝申し上げます。当院の役割である救急医療、入院・手術加療を中心に、幅広く地域医療に貢献していく所存です。今後とも益々の連携をお願い申し上げます。

がん診療

1.自診療科において提供可能ながんに関する診療内容

 胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、腎がん、前立腺がんなどの原発巣から、骨や脊椎に転移したものを転移性骨腫瘍(骨転移)といいます。がんの転移による症状は、主に痛み(病的骨折)と神経麻痺です。逆に病的骨折や神経麻痺を認め、整形外科を受診されたことで、初めてがんの転移と原発巣が発見される場合も少なくありません。整形外科では、原発巣を治療する科とも協力しながら、個々の患者さまの日常生活の質(QOL)にあわせた治療(薬物療法、手術、放射線照射、リハビリなど)を行います。

2.希少がん,小児がん,AYA世代のがん患者への診療内容

 骨や軟骨、脂肪などの皮下組織、筋肉、血管、神経などの軟部組織から発生する腫瘍を骨軟部腫瘍といいます。これらは非常に稀な疾患であること、一部の腫瘍は年少児から10歳代の若年者に好発することから、診断と治療が極めて重要になります。診断にはレントゲン、CT、MRIや各種核医学検査(PETを含む)などを用います。最終的には腫瘍の一部を切り取って顕微鏡で腫瘍細胞を確認する生検術で確定診断を行うことになります。その生検術を含めて、専門的な知識と経験が必要であり、金沢大学医学部整形外科(骨軟部腫瘍専門外来)に協力を要請して対応しております。

外来担当医について

担当医のスケジュールはこちらからご覧ください。

医師紹介

整形外科部長
田尻 和八
田尻 和八 (たじり かずや)

【専門分野】
手外科

【所属学会・資格】
・日本整形外科学会(指導医・専門医・認定リウマチ医)
・日本手外科学会(専門医・指導医)
・日本体育協会公認スポーツドクター
・日本リハビリテーション医学会(臨床認定医)
・厚生労働省認定義肢装具適合判定医

【メッセージ】
診療部長(外科系)
整形外科部長
柳下 信一

柳下 信一 (やぎした しんいち)

【専門分野】
関節疾患(リウマチ含む)、スポーツ障害
災害医療

【所属学会・資格】
・日本整形外科学会
(整形外科専門医・認定リウマチ医・認定スポーツ医・認定運動器リハビリテーション医)
・日本リウマチ学会(リウマチ専門医)
・日本股関節学会
・日本人工関節学会
・日本整形外科スポーツ医学会(評議員)
・体協スポーツドクター
・日本DMAT隊員(統括DMAT)
・福井県災害医療コーディネーター
・金沢大学医薬保健研究域医学系協力研究員

【メッセージ】
 膝スポーツ障害に対しては、関節鏡(内視鏡)を用いた手術により、膝の半月板や靭帯障害の患者さまの症状の緩和や早期スポーツ復帰に役立てています。とくに半月板損傷に対しては、安易に切除せずできるだけ修復・縫合術を選択しております。
変形性膝関節症で比較的活動性の高い中高年の方に対しては、関節温存手術である「膝関節周囲骨切り術」も積極的に取り入れています。
ご高齢の方の重度の膝や股関節疾患に対する通常の人工関節手術も、できるだけ患者様に優しい手術による早期日常生活への復帰を目指して行っています。
またもう一つの専門である災害医療においては、平成26年7月よりに統括DMAT、平成28年3月からは福井県災害医療コーディネーターとして活動しております。
脊椎外科部長
井上 啓

井上 啓 (いのうえ けい)

【専門分野】
整形外科一般

【所属学会・資格】
・日本整形外科学会(専門医、認定脊椎脊髄病医)
・日本脊椎脊髄病学会(指導医)
・中部日本整形外科災害外科学会

【メッセージ】
 脊椎疾患を主に専門としています。
 腰痛の原因は様々ですが、中には背骨が圧迫骨折を起こしていることがあります。コルセットによる保存治療や低侵襲な手術療法(BKP)など、日常生活に戻る手助けができればと思います。また、下肢の痛みやしびれでお悩みの方は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、背骨付近で神経が圧迫されていることがあります。MRI等で原因を探り、適切な治療方法を提案いたします。
整形外科医長
片岡 大往

片岡 大往 (かたおか ともゆき)

【専門分野】
整形外科一般、関節外科(股関節、膝関節)、人工関節手術

【所属学会・資格】
・日本整形外科学会(専門医)
・日本股関節学会
・日本人工関節学会
・日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会

【メッセージ】
これまで、新潟、富山、石川、福井と様々な場所で、医療に従事し、出身地である敦賀に帰ってまいりました。
股関節・膝関節疾患を専門としております。
特に変形性股関節症に対する人工股関節全置換術においては、前外側アプローチを使用したMIS(最小侵襲手術)を施行しており、早期自宅復帰が可能となっております。また、術後も正座を含めた日常生活動作の制限がないこともこのアプローチの特徴です。
膝関節・股関節の悩みのある方はぜひご相談いただけますと幸いです。
整形外科医師
石井 宏和

石井 宏和 (いしい ひろかず)

【専門分野】
整形外科一般

【所属学会・資格】
・日本整形外科学会
・中部日本整形外科災害外科学会

【メッセージ】
これまで石川県で医療に従事してきました。今までの経験をいかし、市立敦賀病院で少しでも皆様のお役に立てるよう頑張ります。
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