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産婦人科

産婦人科紹介

 市立敦賀病院の基本理念である「地域の医療をささえ、信頼され温もりのある病院をめざします。」にしたがい、常に質の高い医療を保ち、かつ社会のニーズに合った産婦人科診療をめざしています。
 産科については、異常のない妊娠、自然に順調に進行する分娩はなるべく医療的な介入をしない、しかし、ハイリスクな妊娠や分娩は、積極的に治療をするという事を基本姿勢としています。さらに、より安全、安心な治療を行うために、産婦人科医3名、24時間体制で対応し、緊急時には、小児科、麻酔科などの医師とチーム医療を行います。また、母子にやさしい病院をめざし、バースナビ(両親学級)や助産師外来を通じ産科スタッフとの顔の見える関係作り、分娩時にはプライバシーを重視しLDR,や個室の陣痛室の利用、母児の早期接触、母児同室、母乳推進などをしています。
 婦人科については、婦人科腫瘍、感染症、骨盤臓器脱、更年期障害、不妊症など婦人科疾患全般の診断、治療を行っています。なお不妊症に関しては、一般不妊検査、治療後、体外受精が必要な場合は、専門病院へ紹介となります。
 地域との医療については、産科・婦人科救急疾患の治療などで、近隣の医院を開業されている先生方と連携しています。また、働く女性の利便性を考え、妊婦健診は医院で、分娩は病院で行うセミオープンシステムも行っています。
 以上簡単に市立敦賀病院産婦人科を紹介させていただきましたが、今後も嶺南地域の皆様に支援していただけるように努力してゆきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

がん診療

・子宮頸がん
 子宮頸がんは、腟から子宮の境界である子宮頸部へのヒトパピローマウイルス(HPV)が関係しており、20~30歳代の発症が増加しております。子宮頸部細胞診、HPV-DNA検査、子宮頸部組織診の組み合わせによって診断します。初期病変では無症状であり、検診によるスクリーニングや妊娠初期の細胞診で偶然に発見されることもあります。前がん病変や上皮内がんなどの初期病変では局所切除による治療が可能ですが、進行がんでは手術、化学療法、放射線療法などを行います。
 
・子宮体がん
 子宮体がんは子宮内膜に発生するがんです。40~60歳代での発症が多く、不正性器出血、超音波検査で子宮内膜肥厚などの異常所見をみとめる場合に、子宮内膜細胞診や組織診を行い診断します。進行期によって手術、化学療法、放射線療法などを行います。
 
・卵巣がん
 卵巣がんは初期では無症状のことが多く、検診の超音波検査で偶然卵巣腫瘍が発見されることがあります。下腹部痛や圧迫感などの症状出現時には、大きな腫瘤を形成していることもあります。腫瘍摘出手術による病理組織検査で診断し、進行の状態によっては拡大手術、化学療法などを行います。
 
当院での手術管理が困難な場合、高次機関へ紹介し、連携して術後管理を行います。

外来担当医について

 担当医のスケジュールはこちらからご覧ください。
 分娩急患
は24時間体制で対応しています。

医師紹介

産婦人科部長
秋元 宏輝
秋元 宏輝 (あきもと こうき)

【専門分野】
産科,婦人科

【所属学会・資格】
・日本産科婦人科学会(専門医)

【メッセージ】
当院は昼夜を問わず、お産がたくさんあって楽しいです。外来も病棟も、みんな優しいスタッフばかりです。分からないことがあったら何でもご相談ください。今後ともよろしくお願いします。
産婦人科医師
加戸 太陸

加戸 太陸 (かど たいりく)

【専門分野】
産婦人科一般

【所属学会・資格】
・日本産科婦人科学会
・日本産婦人科手術学会
・日本産科婦人科遺伝診療学会

【メッセージ】
初期研修でお世話になった市立敦賀病院に戻って参りました。少しでも妊婦さんをはじめ、皆様のお役に立てるよう頑張ります。

産婦人科医師
山崎 洋

山崎 洋 (やまざき ひろし)

【専門分野】
産婦人科

【所属学会・資格】
・日本産科婦人科学会(指導医・専門医)
・日本不妊学会
・母性保護法指定医

【メッセージ】
思えば遠くに来たもんだ。これは中原中也の「頑是ない歌」の一部です。頑是ないとは未熟という意味ですが、その頑是ない私が金沢から敦賀病院に赴任してきて、30年余り経ち、今では敦賀が第二の故郷になっています。これまでかかわったお産は1万件を超えていると思います。そんな中から学んだことは、順調なお産はできるだけ自然に任せるということです。「お産のことはお産に聞いてみなさい。」大先輩から聞いた貴重な言葉です。しかし、時には自然任せでは危険だと思われる場合には、積極的に治療をし、「赤ちゃんを傷つけないで産む」ことも大切であると思います。お産は自然に任せる、お産は自然に任せすぎてもいけない。これが私の信条です。
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