放射線室 あいさつ
放射線室は画像診断部門と核医学部門、放射線治療部門で構成しています。近年、放射線分野の発展とともに、画像診断装置の高性能化や放射線治療技術の高度化による高度医療を推進しています。
当科では、放射線科常勤医師1名、放射線科非常勤医師5名、診療放射線技師16名、放射線科看護師3名、受付事務員2名で構成し、お互いの協働体制により質の高い医療サービス提供に日々努力しています。また、放射線、個人情報を扱う部門としてこれらの安全管理も重要と考えています。
また女性への配慮として、常時ではありませんが申し出あれば女性技師が対応できるようにつとめています。
当科では、放射線科常勤医師1名、放射線科非常勤医師5名、診療放射線技師16名、放射線科看護師3名、受付事務員2名で構成し、お互いの協働体制により質の高い医療サービス提供に日々努力しています。また、放射線、個人情報を扱う部門としてこれらの安全管理も重要と考えています。
また女性への配慮として、常時ではありませんが申し出あれば女性技師が対応できるようにつとめています。
放射線や検査内容について、不安、ご質問等ございましたら気軽にご相談ください。
取得資格一覧
乳房撮影 | 検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 | 4名 |
検診マンモグラフィ技術管理認定技師 | 1名 | |
超音波 | 超音波検査士(体表領域) | 1名 |
超音波検査士(消化器) | 1名 | |
CT | X線CT認定技師 | 3名 |
AI認定診療放射線技師 | 1名 | |
MRI | 磁気共鳴(MR)専門技術者 | 2名 |
胃透視 | 胃がん検診専門技師 | 1名 |
核医学 | 核医学専門技師 | 1名 |
核医学専門技術者 | 1名 | |
放射線安全管理 | 第一種放射線取扱主任者 | 3名 |
放射線管理士 | 1名 | |
第一種作業環境測定士 | 1名 | |
放射線機器安全管理 | 放射線機器管理士 | 1名 |
教育 | 臨床実習指導教員 | 1名 |
救急 | 救急撮影認定技師 | 1名 |
ICLSインストラクター | 1名 | |
その他 | 日本DMAT | 1名 |
修士(保健学) | 1名 | |
技術士(補) | 1名 |
業務紹介
一般撮影
放射線の一種であるX線を用いて人体に照射し、透過したX線を画像化し診断する検査です。健康診断の胸部撮影や整形領域での骨の骨折、腹部のガス像など幅広く診断に用いられています。
撮影時X 線の透過を阻害する金属類やボタン、衣類のプリントなどは画像診断の妨げとなりますので技師の指示に従い外していただくことになります。また、撮影する部位によって診断のしやすい方向で撮影を行うため横向きになったり傾けたり体位を頻繁に変えて行います。
撮影時X 線の透過を阻害する金属類やボタン、衣類のプリントなどは画像診断の妨げとなりますので技師の指示に従い外していただくことになります。また、撮影する部位によって診断のしやすい方向で撮影を行うため横向きになったり傾けたり体位を頻繁に変えて行います。
乳房撮影(マンモグラフィ)
乳房専用の撮影装置を使って行う検査で、乳房を圧迫し撮影を行います。圧迫し乳房を薄くすることで、病気を見つけやすくし、X線の量も少なくてすみます。圧迫する時間は数秒間です。多少の痛みを伴う場合がありますが、より確かな診断のためご協力をお願いいたします。
撮影は上半身裸で行います。また、画像診断の妨げになるため制汗剤やパウダーは拭き取っておいてください。当科では女性技師が担当いたします。
撮影は上半身裸で行います。また、画像診断の妨げになるため制汗剤やパウダーは拭き取っておいてください。当科では女性技師が担当いたします。
骨密度測定
骨粗鬆症の診断、測定に用いられる検査です。当院ではDXA法(2重X線吸収測定法)と呼ばれる最も骨密度測定で信頼性の高い撮影、測定装置を用いて検査を行っています。主に腰椎や大腿骨、前腕骨などを対象に測定を行っています。
検査時間は15分程度でX線の量もごくわずかです。他のX検査同様、対象部位の金属等は外していただくことになります。
検査時間は15分程度でX線の量もごくわずかです。他のX検査同様、対象部位の金属等は外していただくことになります。
X線透視検査
X線を用いてリアルタイムに臓器や骨の動きを観察しながら検査・治療を行います。バリウム等の造影剤を用いた消化管撮影をはじめ、整形領域では関節や脊髄腔の観察、内視鏡と併用しての胆管内の石の除去や気管支内からの腫瘍の採取など、その他にも幅広い分野で利用されています。
ドックや健康診断の胃透視は私たち診療放射線技師が担当しています。
ドックや健康診断の胃透視は私たち診療放射線技師が担当しています。
CT検査
X線を用いた検査で、患者さんにCT装置用の寝台に寝ていただき、体の周囲を回転しながらX線を照射して、コンピューターで輪切りの画像を構成します。当科では320列MD-CTと64列MD-CTの2台を設置していて、体の広い範囲を短時間で撮影できます。そのため、患者さんの撮影時の息止めや、体位保持などの負担を少なくし、多断面の画像や骨などの3D画像を作成することが可能です。また、検査中に造影剤を用いることで、より詳しい検査や血管の情報を得ることができます。
他のX線検査同様、対象部位の金属等は外していただくことになります。また、造影検査や単純検査であっても、部位によっては食事制限や息止め等を行うことがあります。
MRI検査
強力な磁力と電磁波の1種であるラジオ波を用いて体内の水素原子を共鳴させて画像を得る検査です。被ばくはなく、X線写真や造影剤を用いないCTでは分からない神経、血管などの情報を得ることができ、CTでは分からない急性期の脳梗塞などの検出に優れています。またCT同様、専用の造影剤を用いてより詳しい検査を行うこともできます。
部位にもよりますが、CT検査などに比べ検査時間は長くなります。また、検査中は大きな音がするので耳栓やヘッドホンを着用しながら検査を行います。
検査室は強力な磁力が常に発生しているので検査する部位に関係なく身に付けている金属や磁気カード等は入室前に外していただきます。また造影検査と、造影剤を使用しない検査であっても、部位によっては食事制限や息止め等を行っていただくことがあります。
部位にもよりますが、CT検査などに比べ検査時間は長くなります。また、検査中は大きな音がするので耳栓やヘッドホンを着用しながら検査を行います。
検査室は強力な磁力が常に発生しているので検査する部位に関係なく身に付けている金属や磁気カード等は入室前に外していただきます。また造影検査と、造影剤を使用しない検査であっても、部位によっては食事制限や息止め等を行っていただくことがあります。
超音波検査
対象となる体表面にゼリーを塗り、プローブより超音波を送信し、組織からの反射波を画像化して診断を行う検査です。妊娠中の腹部検査にも用いられるように被ばくの無い検査です。当科では腹部や体表臓器(乳腺・甲状腺など)、整形領域、血管の検査を取り扱っています。
腹部検査など部位によっては食事制限、体位変換、息止め等行っていただくことになります。また、皮膚面に直接ゼリーを塗りますので検査部位を出していただく必要があり、脱衣をお願いすることがあります。
腹部検査など部位によっては食事制限、体位変換、息止め等行っていただくことになります。また、皮膚面に直接ゼリーを塗りますので検査部位を出していただく必要があり、脱衣をお願いすることがあります。
血管造影検査
血管にカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、そこから造影剤を注入してX線で連続的に撮影し血流像を得る検査です。血管を選択的に造影し、そこから得られた情報で診断を行ったり、部分的に薬剤注入の治療を行ったりしています。近年、血管内治療の進歩は目覚しく心筋梗塞などで狭まった血管をバルーンで拡張させたり、動脈瘤に対して金属コイルを詰めて破裂を未然に防いだり、血管の中に詰まった血栓を取り除き、血流を回復させるなど様々な治療を行っています。血管造影室スタッフは心筋梗塞や脳卒中など急な病気に対応するために日頃から準備を行っています。
核医学検査
放射線同位元素を標識させた放射性医薬品を体内に投与し、ガンマカメラと呼ばれる装置を用いて、体内から放出される放射線(γ線)を測定、画像解析をすることで病気の有無や、臓器の働きなどを調べます。この検査では特に臓器の機能を評価することが出来ます。
検査はほとんどが動かずに検査台の上に寝ているだけになります。また、検査内容によっては投与後すぐに撮影をはじめるものもあれば、しばらく時間をおいてから撮影をするものまで、検査終了までの時間は様々です。また、体内に投与する放射性同位元素の量は微量で、身体に影響の与えるものではありませんので安心してください。
検査はほとんどが動かずに検査台の上に寝ているだけになります。また、検査内容によっては投与後すぐに撮影をはじめるものもあれば、しばらく時間をおいてから撮影をするものまで、検査終了までの時間は様々です。また、体内に投与する放射性同位元素の量は微量で、身体に影響の与えるものではありませんので安心してください。
放射線治療
病変に強い放射線を照射する治療法です。当科ではリニアック装置を用います。事前の各検査の情報を基に治療用にX線写真、CT撮影を行い可能な限り病変にのみ放射線を集中させるよう計画を立ててから治療を行います。また、1日に照射できる放射線の量が決まっており、数十回にわけて照射を行うため治療が終わるまで数週間かかり、期間が長いのも特徴です。
X線検査における被ばく低減活動
全国から集めた被ばく線量のデータと比較して、X線の量を少なくするように努めています。また、被ばく相談窓口も開設しています。検査の際、病院のご意見箱や対面での相談も受けつけていますので、気軽にご相談ください。