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乳腺外科

乳腺外科紹介

概要

2021年1月、乳腺外科を新設いたしました。
2020年10月から、福井大学乳腺外科より医師1名が常勤医として、乳腺の検査、手術、薬物治療等を行っております。
 
乳がんは女性で最も多いがんであり、かかる人の数が年々増加しています。特に40歳代から乳がんと診断される可能性が高くなります。確率は低いですが、男性が乳がんになることもあります。
 
症状がない場合や、検診で異常がない場合でもセルフチェックを行い、必要に応じて医療機関を受診することが推奨されています。
 
~乳房のことで少しでも気になることがあれば、気軽にご相談ください~

検診について

*乳がん検診は、ドック検診のオプションとして受診できます。

*各自治体から届く受診券を利用されての個別検診は予約が必要です。
 予約受付時間:14時~16時30分

*乳がん検診はすべて予約制となります。事前に電話予約をお願いします。
 (連絡先:市立敦賀病院 0770-22-3611  予約受付時間:14時~16時30分)
 
*基本的にはマンモグラフィ検診となります。現在、触診は厚生労働省で推奨されておりません。

外来について

*件数が多い場合は火曜日以外にも手術を行っています。

がん診療

基本方針

乳がんの病期とその特性に応じた治療の個別化を進め、嶺南地区における乳がん診療の中核病院を目指しています。

目標

患者に優しい乳がん診療の提供
研修医の教育・指導と乳腺専門医の育成

取り扱っている主な疾患

乳がん 乳腺良性疾患

診療科概要

 日本人女性の乳がんの罹患者数は年間10万人以上で、年間の死亡者数も1.5万人を超え、年々増加傾向にあります。乳癌の早期発見のために、2年毎の検診が必要になりますが、当院では一次検診、二次検診共に請け負っています。
 当科は嶺南地区を中心に質の高い乳がんの診断と治療を行う専門施設です。日本乳癌学会専門医が診療を行い、患者のニーズに応えられるように尽力しています。
 乳がんの診療は画像診断と組織診断に基づいて、外科療法・薬物療法・放射線療法を適切に組み合わせ、個々の患者さんの病状に応じた適切な治療法が選択されます。具体的には、0期からI期の乳がんは手術療法がまず選択されます。II期の乳がんはがんの性質に応じて手術あるいは薬物療法が最初に選択されます。III期の乳がんはまず薬物療法を行い、その後に手術療法や放射線療法を行います。IV期の乳がんは薬物療法による病勢のコントロールが治療の主体となります。手術療法では、根治性が高く、その上で整容性の高い手術を目指して行っております。乳房再建に関しては福井大学の形成外科と連携し、質の高い乳房再生を実現できます。術前術後の補助療法や進行再発乳がんの薬物療法は、エビデンスの高い乳癌ガイドラインに則った治療を提供しています。また薬事承認を得た新規薬剤の情報や新たな臨床研究などの情報も取り入れ、効果の高い治療方法を日々アップデートしています。がんに伴う症状を取り除く緩和治療は、通常治療に並行して行いますが、薬剤抵抗性となった進行再発乳がんでは緩和治療に加えて、地域の病院や施設と連携して、少しでも長く普段通りの生活が送れるように努めています。
 また遺伝性乳がんが疑わしい場合、遺伝診療を専門的に行っている施設と連携し、診断後の経過観察や精査を行っていきます。
 思春期・若年成人(adolescent and young adult;AYA)世代の乳がんは,乳がん患者さん全体からみると約5%の割合であり,患者さんの絶対数としてはとても少ないのが現状です。治療に関する基本的な考え方は他の世代の乳がん患者さんと同じですが,AYA世代の乳がん患者さんは,結婚や出産,子育て,仕事など,人生の基礎をつくるさまざまなライフイベントを考える時期と治療が重なるため,それぞれの患者さんの多様な状況に応じた意思決定が必要です。意思決定に必要な情報を提供し、状況や希望と照らし合わせながら共に考えます。

外来担当医について

担当医のスケジュールはこちらからご覧ください。

医師紹介

乳腺外科部長
横井 繁周
横井 繁周 (よこい しげひろ)

【専門分野】
乳腺・内分泌外科、消化器外科

【所属学会・資格】
・日本乳癌学会(乳腺専門医・認定医)
・日本外科学会(外科専門医)
・日本乳腺甲状腺超音波診断会議乳房超音波読影医
・マンモグラフィー検診精度管理中央委員会認定読影医
・日本臨床外科学会
・日本癌治療学会
・日本人類遺伝学会
・日本緩和医療学会
・PEACE指導者

【メッセージ】
乳腺外科として、温かく包み込むような乳腺診療を展開していきたいと思います。お困りのことがあれば、いつでも相談に来て下さい。
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