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専門看護師・認定看護師の活動

認定看護管理者・専門看護師・認定看護師とは

認定看護管理者は、多様なヘル スケアニーズを持つ個人、家族及び地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指します。一定の基準に基づいた看護管理者を育成する体制を整え、看護管理者の資質と看護の水準の維持及び向上に寄与することにより、保健医療福祉に貢献を目指します。

専門看護師は、水準の高い看護を効率よく行うための技術と知識を深め、卓越した看護を実践できると認められた看護師です。患者・家族に起きている問題を総合的に捉えて判断する力と広い視野を持って、専門看護分野の専門性を発揮しながら専門看護師の 6つの役割「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」を果たし、施設全体や地域の看護の質の向上に努めます。

認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を 実践できると認められた看護師です。患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の 3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。

認定看護管理者紹介

安心・安全・安楽な看護を提供する 」
 認定看護管理者(サードレベル) 感染管理認定看護師 小堀 和美
 
市立敦賀病院は、嶺南地域の中核病院として急性期医療と地域医療を担う役割があります。看護部の理念である「地域の信頼に応えられる病院づくり、人材の育成、地域住民のニーズに応じたぬくもりのある安心・安全・安楽な看護を提供する」ために、看護職員一丸となり看護の質の向上を目指しています。
 看護管理者として、看護職員が働きたいと思える病院づくりに向けて、職員一人一人が安心して看護業務を行えるための職場環境も整備していきたいと考えています。また、看護の場面においては一人一人が主体性をもって専門的知識・技術を発揮し、「信頼されぬくもりのある看護が提供できる」看護職員の人材育成に取り組んでいきたいと思います。

専門看護師紹介

「人々の命と暮らしを守るために」
 災害看護専門看護師/井上 ひろみ
 
災害は時と場所を選びません。そしてひとたび災害が起きると人々の命や暮らしが脅かされ、その影響は長く続きます。
災害が多発している昨今、数々の被災地に入り活動する中で、人々の命が奪われ暮らしが崩壊する現実を目の当たりにしました。人や物が足りない状況下で急性期から復旧復興期にかけて病院や避難所等で看護活動を行う中、ナイチンゲールが行った看護がいつも頭に浮かびました。ナイチンゲールはクリミア戦争の劣悪な環境下で清潔な水や適切な光・温度・新鮮な空気等、科学的な根拠を基にして自然治癒力を引き出すよう兵士の療養環境を整え心身のケアを行いました。このナイチンゲールが行っていた看護が災害看護の始まりであり、看護の原点であると思います。災害看護はこの看護の原点が詰まっている重要な分野だと強く感じています。看護の原点をいつも心に持ち、平時から多職種や行政等と連携・協働しつつ、災害時はその災害に応じ、命と暮らしを守る看護を提供できるよう活動していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

認定看護師紹介

「がんの痛みゼロを目指して」
 がん性疼痛看護認定看護師/田辺 里江
 
私は、がん性疼痛看護認定看護師としての活動を行っています。病棟では、患者さんとご家族に直接関わり、訴えに耳を傾け、痛む部位を目で確かめてアセスメントし、個別的なケアの提供に取り組んでいます。また、がんの痛みについて他の病棟の看護師からの相談にも応じ、ともに問題解決ができるよう関わっています。地域では、まだまだ麻薬に対する悪いイメージをもたれている方も多いので、がんの痛みには、医療用麻薬がとても効果的で、安心して導入できるよう啓蒙活動も行っています。がん患者さんとそのご家族の痛みは、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的な痛みが絡み合っているため、希望を持ち続けながら、幸せな時間が過ごせるよう日々、尽力しております。



「床ずれ・オムツトラブル・人工肛門でお悩みの方に・・・」
 皮膚・排泄ケア認定看護師/稲垣 香緒里
 

皮膚・排泄ケアは、床ずれの予防や処置についての指導や相談、人工肛門のケアや相談を主に行っています。深い床ずれを在宅で処置されている場合は、訪問看護師と共にご自宅へ伺い、直接処置方法や予防についてアドバイスさせていただくことが可能です。また褥瘡だけでなく、人工肛門を造設されている方も平成30年より通院が困難な方であれば、ご自宅へ伺う事も可能となりました。通院可能な方に関しては、毎月第1水曜日15時からストーマ外来を実施していますので、そちらで確認させていただいています。ストーマ外来時間には来られない方でも、トラブルや相談等あれば、当院外科外来もしくは連携室にご連絡をいただければ、時間を調整し対応させて頂きます。

院内だけでなく地域の方々のお力になれるよう活動していきます。いつでもお気軽にご相談ください。




患者さん・ご家族の思いに寄り添い、安心・安全にそして『その人らしく』在宅での生活へ移行・継続できることを目指して支援を行います
 訪問看護認定看護師/近江谷 未幸
 
私は、令和元年に資格を取得しました。現在は、認定看護師としての知識を活かし地域包括ケア病棟に所属しながら活動しています。「こんな状態で退院して大丈夫なの?」と患者さん・ご家族だけでなく、スタッフや在宅チームも不安を抱くこともあると思います。訪問看護認定看護師として、退院支援や在宅療養へ移行する場面において、患者さん・ご家族への意思決定を支援し、看護職員への相談・指導などを行いつつ、また地域の多職種と協働し、訪問看護師との連携や指導・相談も合わせて行っていきたいと思います。院内だけでなく地域の方々のお力になれるよう活動していきます。いつでもお気軽にご相談ください。
<主な活動内容>
・在宅療養移行・継続の支援における看護の質の向上を目指した看護実践・指導・相談
・訪問看護領域における看護の質の向上を目指した看護実践・指導・相談
・地域包括ケアシステム構築・推進に向け、院内や地域との連携・協働
・依頼に応じた訪問看護領域における研修会の講師
 
 


「地域住民への安心・安全な救急看護の提供と院内外の看護職の救急看護実践向上のために力を尽くします」
 救急看護認定看護師/橋詰 貞美子
 
救急医療は、さまざまな外傷や疾患などによって、突然、身体的な苦痛や生命危機が生じた老若男女、あらゆる人々を対象とする医療です。
限られた短い時間の中で、生命や心の危機にさらされている人々を救おうと、医療チーム一丸となって、出来る限りの力を発揮している現場です。
いろいろな患者や家族と向き合えること、その方達が危機を乗り越えられたと実感できることは、モチベーションアップ・スキルアップに繋がります。
これからも、患者やその家族に適切なケアを提供し、早期回復・社会復帰へ繋げることができるよう、最新の知識や熟練した技術の習得のために、自己研鑽に努めていきたいと思います。



「これまでの生活をつづけながら」
 がん化学療法看護認定看護師/奥 佐知子
 
がん化学療法(抗がん薬)にどのようなイメージをお持ちですか?
「こわい」「何か難しそう」「髪の毛が抜ける」「副作用がつらい」などなど・・・
あまり良いイメージは思い浮かばないかもしれませんね。
私は現在外来化学療法室で、主に通院治療をされている患者さんへの看護を行っています。抗がん薬の組み合せや新しい治療薬が続々と開発され、がんの治療法は年々多様化しています。
患者さんが、これまでの自宅での生活や普段の社会生活を行いながら、安全で安心して治療を受けることが出来るように支援しています。また患者さんが、化学療法についての理解を深め、副作用などへの対処もできるように、パンフレットなどを用いて説明や相談に応じています。
これまでの生活を続けながら、がん化学療法を続けられるようお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします



「患者さん、医療従事者を含め、病院内の方を感染から守ることを目標に活動しています。」
 感染管理認定看護師/田中 恵実
 
私は、2014年に感染管理認定看護師の資格を取得し、手術室で勤務をしていました。2019年4月より感染制御センターへ配属となり、専従で勤務することになりました。
感染対策で重要なことは、院内に感染源となる細菌やウイルスなどを持ち込まないこと、そしてそれらを広げないことです。当院では感染制御チームが中心となり、現場で勤務しているスタッフが常に適切な感染対策ができるように日々活動しています。
また、地域連携の充実に繋がるように保健所との連携を強化し、施設ラウンドを一緒に行うなど地域の感染対策も考えていきたいと思っています。



「笑顔で穏やかに過ごせる日々を目指し、活動しています。」
 緩和ケア認定看護師/仲間 有希
 
緩和ケアについて、どんなイメージをお持ちでしょうか?緩和ケア=最期とか、もうダメなんだと思われる方もおられますが、決してそうではなく、がんと診断された時から緩和ケアは受けられます。身体のつらさや気持ちのつらさなど、病気になったことで生じるつらさに対して、適切なケアを行うことで、本人だけでなく家族の方の生活を支えることが緩和ケアです。
私は、1〜2回/週程度、入院中・通院中の患者さんと御家族に直接お話しを伺い、問題点を病棟スタッフ、主治医、緩和ケアチームで検討し、痛みや不安を緩和することで少しでも穏やかな生活を送っていただけるようにお手伝いをさせていただいています。私自身、ケアをする中で、患者さん・ご家族の笑顔から力をもらうことが多くあります。1日でも穏やかに笑顔で過ごせる日々が続くように、活動を続けていきたいと思っています。



「いつまでもおいしく安全に食べる」
 摂食・嚥下障害認定看護師/下町 智子
 
生活習慣病による疾患や高齢化社会の影響で、摂食・嚥下障害を有する患者さんが増えています。
口から食べることが難しいと言われている患者さんに本当に食べることができないのか、嚥下訓練で食べられるようにならないのかなどを考えて、「食べられる口作り」を目標に活動しています。
最近よくむせる、飲み込みにくくなった、知らないうちに微熱が出ているなど、心配なことがあれば相談ください。いつまでもおいしく安全に食べられる口を一緒に目指していきましょう。



「息がつらくてお困りの方、禁煙したいけどなかなかできない方、呼吸器でつらい症状がある方、なんでもご相談ください
 慢性呼吸器疾患看護認定看護師/若山 しのぶ

COPDを始め、慢性疾患を抱える患者・家族さんとの関わりを通して、効果的なケアを提供し、自己管理や在宅療養をサポートします。
慢性呼吸器疾患は状態が悪くなったり、良くなったりを繰り返していきます。よくなってももとの状態に戻ることは難しい疾患です。
そのため病気と上手に付き合いながら、ご自宅で生活を続けていくことを目的とします。疾患の治療を目的とせず、ご自分の人生をどう生きたか、またはご家族とどう過ごしたいか、ということを第一に考え、その目的を叶えるために治療を行うと考えます。
在宅で安心して暮らせるように、セルフケアの支援を行っていきたいと思います。



「認知症の方が安心して療養できるよう、援助させていただきます」
 認知症看護認定看護師/大石 郁奈
 

平成29年に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。全国的に高齢化が加速しており、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。また、認知症のある人が疾患を併発して入院されるケースが近年多くなっています。認知症のある患者さんは入院による環境の変化などで混乱をきたしやすくなりますが、そのような中で安全で安心した入院生活を過ごしていただけるよう援助させていただきます。

活動内容については、週に1度の院内ラウンドを通して、認知症の患者さんに対して、困りごとがないか病棟スタッフとともに必要なケアを検討させていただきます。また、認知症サポート委員会を通して、他職種と協働したケア体制づくりを行っていきたいと思います。




「認知症を患いながらも安心した生活を送るために」
 認知症看護認定看護師/三浦 香澄
 

あなたの周りにも認知症の家族がいらっしゃいませんか?
認知症の一番のリスクファクターは“加齢”と言われています。
平均寿命が男性81歳、女性では87歳を超えた日本では、団塊の世代が75歳になる2025年には、高齢者の5人に一人が認知症になると言われています。
認知症を患いながら入院される患者様は、入院による慣れない環境での生活がとても苦手です。体の不調を抱えながら不安を抱えて入院生活を送っているのに、それをうまく伝えることができない。そんな患者様に寄り添い、話を聞き、私たち看護師をはじめ、患者様にかかわるすべてのスタッフ、そして家族の皆様と協力しながら、認知症の患者様が穏やかに安心して治療を受けることができる、そして、退院後も不安なく生活を送れるような環境づくりのお手伝いをさせていただきます。
現在は病棟看護師として患者様と関わりながら、毎週水曜日に認知症の患者様の話を聞いたり、スタッフからの相談を受けています。
「もしかしたら認知症かもしれない」「退院後の生活が不安だ」そんな認知症に関わる心配事をお気軽に相談ください。



「すべてのひとを感染から守るための活動を行っています」
 感染管理認定看護師/田邉 こずえ
 
私は、2022年に感染管理認定看護師の資格を取得しました。現在、産婦人科病棟で助産師業務と兼務し認定看護師活動を行っています。
新型コロナウイルス感染症をきっかけに感染制御を取り巻く環境は大きく変化し、改めて感染対策の重要性が認識されました。当院では、患者さん、ご家族の皆さん及び病院で働くすべての人々を感染から守るため、感染制御チームを中心に適切な感染対策の実施及び感染の防止に取り組んでいます。また、出前講座や施設ラウンド等の院外活動を通じ、地域の感染対策向上へ尽力していきたいです。
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