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検査室

検査室あいさつ

 検査室で行う臨床検査とは、医療における診断や治療のために必要な検査を指し、「臨床検査技師」という国家資格を持った者がその業務を担っています。
 その臨床検査は医師の指示を基に、患者さんから採取した血液などの検査(検体検査)や、心電図や超音波など患者さん自身の身体の検査(生体検査)を中心に実施しています。
 当院検査室は2011年4月より日本臨床衛生検査技師会 精度保証施設認証を継続して取得し、高い技術で迅速かつ精度の保たれた臨床検査を24時間体制で提供し地域貢献に努めています。

取得資格一覧

細胞検査士3名
国際細胞検査士1名
臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師1名
認定臨床微生物検査技師1名
感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)1名
認定救急検査技師1名
認定認知症領域検査技師1名
認定超音波検査士3名
二級臨床検査士2名
緊急臨床検査士2名
日本糖尿病療養指導士2名
小腸カプセル内視鏡読影支援技師2名
心血管インターベンション技師1名
日本DMAT1名
特定化学物質、四アルキル鉛等作業主任者1名
抗酸菌症エキスパート1名

施設認定

日本臨床細胞学会施設
認定臨床微生物検査技師研修施設
2024年4月現在
さらに、学術研究活動にも積極的に取り組んでおり、各種学会での演題発表や論文発表、講演など多くの実績を残しています。


一般演題
論文
講演
令和5年度7
3
令和4年度
3
6
令和3年度
令和2年度
令和1年度15
11
平成30年度1211
平成29年度1712
平成28年度1610
平成27年度1811
平成26年度12
平成25年度
4

業務の紹介

採血業務
  中央採血室は外来採血業務を一手に引き受け、採血は看護師と臨床検査技師が担当しています。

 2021年3月より自動受付機の導入、待合スペースの拡充を行い、患者サービスに努め、安心、安全かつ円滑な採血を実施しています。


生理機能検査
 生理機能検査とは人の生体反応を調べることです。
 検査の種類には心臓や、神経、肺機能及び血管の状態を調べるものがあります。検査をするにあたって、最も重要なことは患者さんとの信頼関係です。患者さんの理解とご協力あってこそ、正確な結果を導き出すことができます。私達臨床検査技師も患者さんが気持ちよく検査を受けられるよう、精一杯努力致します。
  具体的な検査項目は超音波検査、心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、神経伝導検査、動脈硬化検査、睡眠時無呼吸検査などがあります。


尿検査
  尿の成分を調べると腎臓、肝臓や泌尿器系臓器の状態の評価ができます。また糖尿病なども分かります。体に負担をかけない検査で、健康診断や治療中の病態、臓器の障害の程度の把握のために広く行われています。

  尿では試験紙や機器を使い蛋白、糖、その他異常な成分が出ていないかの測定や、遠心分離機にかけた後の沈殿した成分を顕微鏡で調べ、赤血球、白血球、その他異常な細胞がないかを観察しています。
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血液検査
  患者さんから採取した血液の成分を様々な角度から調べることで、病気の診断や治療に有用な情報がたくさん得られます。肝機能や腎機能、心機能に関するもの、炎症や感染症に関するもの、貧血や出血、血栓に関するもの、腫瘍やアレルギーに関するものなど、その種類は多岐にわたります。医師からの指示のもと、正確かつ迅速な結果報告を心掛けています。

輸血業務
  ケガや病気などで血液が足りなくなった時には輸血をすることがあります。輸血を受けるのにも血液によって相性があり、輸血をすることで重大な副作用を起こさないために厳格な検査を実施しています。安心、安全な輸血を提供いたします。

細菌検査
 私達の身の回りには、目に見えないとても小さな生物(微生物)が存在しています。それらが時に感染症として人間の生活に大きな影響を与えることがあります。
 微生物は肉眼では見ることはできませんが、細菌検査で行われる顕微鏡検査や培養検査によって感染症の原因微生物を見つけたり、どんな薬が効くのか調べることができます。
  また、微生物が院内に広がらないように監視する、感染対策の役割も担っています。

病理検査
 病理検査は胃カメラや手術等で採取された組織を標本にし、顕微鏡で病変を詳細に観察する検査です。病理組織診断は病理医により行われています。手術中に病変の一部を取り出し、速やかに結果を報告する術中迅速組織診も行っています。
 細胞診検査は、婦人科擦過材料や喀痰、尿などに含まれている細胞を、細胞検査士という有資格者が良性・悪性とふるい分けを行い、細胞診専門医が確定診断を行う検査です。
  その他に病因究明のための病理解剖を実施しています。
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